我が家の食育

我が家の食育

最近、わたしは朝食を作っていません。

5年生の長男が味噌汁を作り、2年生の次男がおにぎりを作るようになったからです。

きっかけは、5年生の長男が、今年の目標に「料理を作れるようになる!」と言う目標を掲げたことです。目的達成型の長男は「そう書いちゃった」と言う理由で、ご飯作りを開始しました。

夜のうちに鍋に水を入れ、煮干しかアゴ(飛び魚)を入れてから、寝ます。

朝早起きして、学校に行く準備を全部終わらせてから味噌汁作りをしてくれます。

フランス豆としめじの味噌汁。あるもので作ります。

味噌をとく量も絶妙で、本当に上手になりました。

さて、次男はお米が大好き。長男が作っているのを見て俺もやりたい!とおにぎり作りに手を挙げました。

長男と違って、次男には塩水を作ってあげたり、お米を別のボウルに入れてあげたりと、少しサポートが必要ですが、あとはちゃんと作ってくれます。

大人気の韓国海苔。お米には、古代米の緑米と黒米を混ぜています。小さいサイズのおにぎりって、朝から食べやすいんです。

自分も上のお兄ちゃんたちと同じくらいできると思っている三男。今朝、朝イチで起きてわたしの元へ「ママー!朝だよー!朝ご飯作ろう!」

(・・・きみもか・・・)

正直、5歳児に何をさせようと思ったんですけど、いいことを思いつきました。「緑茶の美味しい淹れ方を教えるから、淹れてくれる?」

喜ぶ三男。

一生懸命淹れてくれました。先にちゃんと器を温めることも教えたので、実践してくれます。

子どもたちが味噌汁とおにぎりと美味しい緑茶を淹れてくれる朝なんて、最高ではありませんか??

ある日の朝食
また、ある日の朝食。

今夜は、食後に三男が緑茶を淹れてくれました。

長男は、明日も味噌汁作るね!と言って寝に行きました。

わたしはあまり子どもに言って手伝ってもらったり、役割をわたしから決めたりはしていないので、子どもたちは積極的にお手伝いをするタイプではありませんでした。まわりの子どもたちは、もっと早くから料理を作っていた子もたくさんいるので、もうできる歳なんだよな、とは思っていて、どのタイミングで教えて行こうかな〜と思っていた矢先でした。

自分から「やりたい」と言い出したタイミングで、任せるようになったことが本当にいいタイミングだったようです。毎日楽しそうにご飯を作ってくれます。

わたしが思う一番の食育は「美味しいね!」と言いながら楽しく美味しく、食べる姿を見せることだと思います。食べ物に感謝をして、美味しく、大切にいただくことと、楽しく食卓を囲むこと。幸せな食事の風景こそが、食べることを大事にすること、食に携わる全ての人に感謝して、命を大事にできる基盤になると思います。

まずは、料理に興味を持ったところで、あまり口うるさく指示をせずに、作ってくれることを褒めて、感謝しています。料理をすることや、自分が作った料理を食べることを楽しいと思える子になってくれたら嬉しいです。

長男が、自分が作った味噌汁を食べながら「は〜、ママの味噌汁みたいに美味しくできて幸せだな〜。この家に生まれて幸せだな〜」と言いました。

朝食作りに飽きる日が来るかもしれないけれど、きみが作る味噌汁、お母さんの心の栄養になってるよ!ありがとう!!

いつかの味噌作り。

この季節がやってきました

この季節がやってきました

雪浦では、4月の中旬、沖から追われたエタリ(カタクチイワシ)が浜に打ち上げられることがあります。サーっと群れが逃げて、海の中から飛び出して、浜に打ち上げれてピチピチするのです。

この動画では、残念ながらエタリがピチピチしていませんが、打ち上げられてすぐはピチピチ跳ねています。拾っている側から、次の群れが打ち上げられて、大忙しです!

私たちはピチピチしているエタリを拾って家に持ち帰ります。刺身にしたり、天ぷらにしたり、一夜干しにしたり、それはそれは楽しい美味しい遊びです。

拾ったエタリ。新鮮そのもの。

会社から30秒の海で上がってくるので、仕事中に知らせを聞くと(ご近所情報網です)みんなビニール袋や網やバケツを持って走ります!2、3、年前は数日に1度上がっていたので、仕事にならないくらい笑

一昨年は、初めてのコロナ禍の春で、イベントなどがなくなり、少し時間に余裕があったので、もうはりきって捕りに行っていました!来る日も来る日もエタリ!処理も食べるのも飽きてくるけど、どんどん打ち上げられるので拾わないわけにはいかない、という謎の正義感で海に通っていました。

さて、持ち帰ると、頭と内臓を指で取り除きます。

時間がかかって、獲ってきた量間違ったかな…と思う瞬間。

そのまま刺身にして食べるのもいいですが、新鮮すぎてなかなか骨から外せないので、我が家は塩を振って冷蔵庫へ・・・

その前に、塩したエタリを酢〆にしてつまむ。これが美味しくて美味しくて!

次の日、エタリを並べ、オリーブオイルをたっぷりかけて、庭のローズマリーを乗せてオーブンへ。

アヒージョにも良いと思います!我が家はオーブンのこの料理が定番。

これは、骨ごと食べられるので、みんなぱくぱく!あっという間に無くなりました。w

わたしと三男(5歳児)は、前述の酢〆が大好きで、二人で30尾くらい食べました。お酢はカルシウムの吸収を助けるので、きっと丈夫な骨になってくれることでしょう!

さて、エタリが上がり出すと、釣り好きの思考回路はエタリを追って上がってくる大物狙いに。エタリが上がった次の日の朝、兄は仕事前に漁へ。

行って数分で釣れたそう。69cm!

スズキが2匹釣れました!このスズキの美味しいこと!!

海の恵みに感謝しながらいただきました。

来年もまた来てくれますように。

繋がれてきたお酢造り〜川添酢造古写真〜

繋がれてきたお酢造り〜川添酢造古写真〜

先日、取材がきっかけで、川添酢造の古写真を倉庫からひっぱりだしました。

85年前(昭和12年)の川添酢造です。ちなみに、創業は122年前の明治33年になります。

85年前の川添酢造前写真。後列真ん中が、創業者の初代萬作。後列1番右の学生服は、わたしの祖父正助。後の三代目です。
現在の会社前の同じ画角。石垣が変わっていなくて驚きました!

85年前の写真が、あまりに美しく、写っている先祖たちがかっこよく、とても感動しました。同じ場所で、同じ生業で生きていることを感謝しています。この代の皆さんの知恵や努力が、わたしたちに伝えられてきたんですね。

これは、先ほどの会社前の石垣を上った自宅で撮った正月の記念写真だそう。
右が祖父です。お隣の男性の法被と前掛けには「川添醸造場」との文字が。

法被の下には白シャツ、前掛けに下駄にベレー帽。当時の粋な格好‼︎いつもこれで仕事していたかはわかりませんが、法被や前掛けに誇りを感じるし、洒落ていたなぁ、と思います。

今はほとんどの方がこの世にはいらっしゃらないですが、確かにこの方達の日々の暮らしと努力の積み重ねが、85年後のわたしたちに繋がれていて、お酢造りを続けられていることに、感慨深い気持ちになっています。

先祖の皆さんが大事にしていたものを大事にし、わたしたちの時代に沿った商品作りをしてみなさんに届け、誇りを持って次世代に繋いで行きたいです。

春の恵みをいただきます

春の恵みをいただきます

今日はお昼ご飯を用意している時に、ふと思い立ってお花見に行こうと急遽お弁当に変更。

それぞれ水筒を持って、さあ出発!

てくてくてくてく
小田貝塚公園。縄文、弥生時代の石槍や人骨、貝塚が発掘された場所です。

徒歩15分ほどで小田貝塚公園へ到着。八分咲きの桜が迎えてくれました。

腹ペコで死にそうな息子たちが待っているので、さっそく花より弁当。

本当にあるものを詰め込んだだけの弁当
皿でもめ、席でもめ笑

楽しいお弁当時間となりました。

いかにもな動きで蝶に忍び寄る三男。

桜を満喫したので、帰ろうとしたところ、のびるを発見し、のびる採りに興じました。

私の指もかなり太いので比較しにくいですが、のびるがおっきい!!!!

これは夕食の一品だわ…とホクホク持ち帰りました。田舎なのでのびるはそこらじゅうにあるのですが、引き抜くのが難しいので、抜きやすい場所をチェックしてます。

帰ってから洗いました。薄皮をはぐ作業で時間がかかります。

のびるは、パスタにしたり天ぷらにしたりいろんなお料理ができますが、今日はオーソドックスな、ぬた和え。

一文字ぐるぐると呼ばれます。

子どもたちもおいしいおいしい!と言って食べてくれました。かけているぬたは、もちろん川添酢造のぬた。dean&delucaでもお取り扱いがある、人気商品で、子どもたちもぬたが大好きです!

お刺身をつけて食べるのはもちろん、こういった茹で野菜や、サラダ、豚しゃぶなども美味しく食べることができます。

特に春の苦味のある野菜には、ぬたがとっても合うので、これから菜の花やわかめなど、たくさん春の味覚を楽しみたいです。