AKOMEYA ラカグさんに出店してきました

5月11日、12日の土日は、東京神楽坂のシンボル的な人気スポット、AKOMEYAラカグさんで、食育ソムリエマルシェに出店しました。

AKOMEYA TOKYOさんは、「お福わけのこころ」を通して、こだわりがもたらす幸せを、すべての人と分かち合うこと、一杯のごはんからはじまる幸せと豊かに彩られた食の時間を分かち合うこと、などを提案されています。

AKOMEYA la kagu(ラカグ)さんは、そのフラッグショップであり、ライフスタイルや食事、カフェなどの多彩な体験ができる素敵な空間でした。

そのAKOMEYA ラカグさんに今回ご縁をいただいたのは、昨年わたしが取得した「食育ソムリエ」という資格があり、毎月第2土日に食育ソムリエが出店できるマルシェを企画してくださっているから。ラカグさんでは、食育などのワークショップをできるスペースもあり、大変素敵な空間で川添酢造として今回の出店がかなったのでした。

2日間、桐の大木の花の香りのするウッドデッキで、他の食育ソムリエの方と一緒に、テントで出店させていただきました。

今回わたしは、長崎の中でも地元の西海市産のあいがも米を使った、「あいがも純米酢」や、無農薬無化学肥料で作られた玄米酢から作った「飲む玄米酢 酢らり」などをゆっくりお話ししながら試飲していただきました。

その中でも特に、酢らりの「ゆうこう」は、お客様に関心を持っていただけたように思います。

「ゆうこう」とは、かつて佐賀藩であった長崎市の土井首(どいのくび)地区と外海地区という限られた地域に、わずか100本ほどの自生樹が確認された、長崎固有の柑橘類です。キリシタンと深く関わりのある地域に多く自生していたことから、キリシタンが伝えたのではないかという、歴史的興味を抱かせる説もあります。

見た目はユズやカボスに似ており、果肉はやわらかく、甘みのあるまろやかな酸味が特徴で、香りはザボンやユズに似ています。血液中と肝臓の中性脂肪濃度を低下させる効果があるとの研究報告があります。

平成2010月には、伝統的な食文化を守る活動を行っているスローフード協会国際本部(イタリア)より、食の世界遺産「味の箱舟」に認定されました。

こういった食品の背景のお話をしながら販売できることは、とても楽しく、いらっしゃったお客様に、長崎の伝統や文化や歴史を知っていただくきっかけになったのでは、と嬉しく思います。

2日間でたくさんの方とお会いできて、さまざまなことを教えていただき、充実した出店、出張となりました。

一杯のご飯を丁寧に作ること、日常のちょっとしたこだわりや、質の良いモノを正しく使うことで、毎日の食事が幸せになります。食事の時間が幸せになると、心も体も健やかになります。AKOMEYAさんのその素晴らしい提案にわたしもとっても共感し、さまざまな商品に刺激を受け、長崎に帰ってからも、食事の時間を丁寧に過ごそうと気がけようと思いました。

AKOMEYA ラカグのみなさま、食育ソムリエ協会のみなさま、ご来場のみなさま、本当にありがとうございました。