
雪浦では、4月の中旬、沖から追われたエタリ(カタクチイワシ)が浜に打ち上げられることがあります。サーっと群れが逃げて、海の中から飛び出して、浜に打ち上げれてピチピチするのです。
私たちはピチピチしているエタリを拾って家に持ち帰ります。刺身にしたり、天ぷらにしたり、一夜干しにしたり、それはそれは楽しい美味しい遊びです。

会社から30秒の海で上がってくるので、仕事中に知らせを聞くと(ご近所情報網です)みんなビニール袋や網やバケツを持って走ります!2、3、年前は数日に1度上がっていたので、仕事にならないくらい笑
一昨年は、初めてのコロナ禍の春で、イベントなどがなくなり、少し時間に余裕があったので、もうはりきって捕りに行っていました!来る日も来る日もエタリ!処理も食べるのも飽きてくるけど、どんどん打ち上げられるので拾わないわけにはいかない、という謎の正義感で海に通っていました。
さて、持ち帰ると、頭と内臓を指で取り除きます。

そのまま刺身にして食べるのもいいですが、新鮮すぎてなかなか骨から外せないので、我が家は塩を振って冷蔵庫へ・・・

次の日、エタリを並べ、オリーブオイルをたっぷりかけて、庭のローズマリーを乗せてオーブンへ。
これは、骨ごと食べられるので、みんなぱくぱく!あっという間に無くなりました。w
わたしと三男(5歳児)は、前述の酢〆が大好きで、二人で30尾くらい食べました。お酢はカルシウムの吸収を助けるので、きっと丈夫な骨になってくれることでしょう!
さて、エタリが上がり出すと、釣り好きの思考回路はエタリを追って上がってくる大物狙いに。エタリが上がった次の日の朝、兄は仕事前に漁へ。

スズキが2匹釣れました!このスズキの美味しいこと!!
海の恵みに感謝しながらいただきました。
来年もまた来てくれますように。