
「旅色」という大人の女性の旅をナビゲートするwebマガジンに、お酢旅について記事を書かせていただきました。
こちらです→「お酢生活研究家が案内する、九州ご当地の“お酢”旅のススメ」
九州にはたくさんのお酢屋さんがあり、それぞれ特徴があります。
九州は黒酢が有名ですが、黒酢にも味わいの違いがありますし、フルーツとの組み合わせや使いやすい工夫をされていたり、飲みやすい工夫をされていたり、とても勉強になります。
川添酢造でも、飲むお酢の人気が高いです。お酢を料理に使うことが減り、その代わりに、体に良いお酢をドリンクとして飲むことで摂取しよう、という健康志向の方が増えてきたこともあるのでしょう。
お酢料理って、「酢の物しか思いつかない」「酸っぱい料理は苦手で…」という声をよく聞くのですが、お酢ってそんなにハードル高くないのになぁ、と感じます。
お酢屋で育ったわたしが普段どのようにお酢と付き合っているかというと、まず1番は、「かける」

揚げ物にかける。炒め物にかける。焼いた肉にかける。蒸し野菜にかける。残ってしまった次の日の刺身にかける。醤油を加えることもあれば、オリーブオイルと合わせることもありますが、だいたいそのままのお酢をかけます。
酸っぱくなることを心配されると思いますが、酸っぱくないですよ!ちゃんとじっくりゆっくり醸造されたお酢は、旨味が多く、かけた食材の旨味を引き出してくれます。
わたしは、記事でも紹介しているクロモジ玄米酢を好んでよくかけて食べています。特に脂っこいお肉にはかけるとさっぱりするし旨味もあるし、アラフォーの胃に優しいです笑 クロモジは、日本では古くから鎮静作用が認められ、生薬の「ウショウ(烏樟)」として薬酒などにも使われてきました。玄米酢に漬け込むことで、クロモジのエキスもしっかり体に届けられます。
生薬や和ハーブというとちょっと漢方薬のような匂いがしそうなイメージですが、クロモジは柑橘のような爽やかな香りで、玄米酢特有の匂いを抑えてくれるので、さっぱりとしてとても使いやすく美味しいです。
お酢使いが苦手な方こそ、「かけるだけ」調理、してみませんか?