
今日は、長崎市内でお味噌作り教室に出張してきました。
料理教室の一環でお味噌作りを年に2回ほど(2つ教室があるので計4回)お味噌作りに呼んでくださいます。かれこれ8年以上続いている、ベテラングループのみなさまです。
今回は、初めての方も半分ほどいらっしゃる20数名のご参加でした。多いときは30名を超えるご参加があります、ありがたい‼︎
合わせ味噌を合計120キロ。5キロを2セット作られる常連の若いお母さんもいらっしゃいます。

※写真は別教室での写真をお借りしました。作り方のレクチャーに一生懸命で全く写真を撮れませんでした。
作りながらみなさんのお話を聞くと、美しいお母様、ここで作ってるお味噌で、受験中の息子さんが風邪をひかないようにとにかくお味噌汁だけは!と毎日お味噌汁を作っていたそう。風邪をひくことなく無事に大学生になり、最近写メで『お母さん、これ最近毎日作ってるよ』と味噌汁の画像が送ってきたそうで、泣きそうになった、という話を聞いて泣きそうになりました。お味噌も息子さんに持たせたそうで、しっかりご家庭の味で育ってるんですね、と感動していたんですが、味醂送って、醤油送って、という息子さんのリクエストに、女の子が影にいるんじゃな〜い?というベテランお母様がおっしゃって、大笑いしました。(もし彼女さんがいたとしても)きっとお味噌の味は息子さんの自慢でしょうね。
他にも子どもさんが通っている幼稚園でわたしたちがお味噌作り教室を毎年させていただいていて、早く年長さんになって親子で出来る日を楽しみにしています!というお母さんもいらっしゃいました。その幼稚園では、食育にとても力を入れているので、給食が素晴らしいと評判です。今年も6月末に味噌作り教室が予定されています。
あたたかいエピソードを聞きながら、お味噌作り教室は無事終わり、今度はわたしがお料理教室の生徒に!
魚の学校では、お味噌作り教室のあとに、わたしも(兄や弟が講師の時も)一緒に料理を作って、みんなで食べるのです。
今回は、姫田先生から『エコクッキング』の話が最初にありました。

エコクッキングという言葉は、東京ガス(株)の登録商標で、地球温暖化とエネルギーに目を向けて、身近な「食事を作る」という行動からエコを意識しませんか、というムーブメントです。
食と地球環境の関わりは深く、フードロスやフードマイレージ、ゴミ問題、大量のエネルギーを使う農業など、抱えている地球環境は重大です。
そこで、わたしたちが日頃から意識していれば、どれだけのエコができるかを提案し、実際の料理に活かしてみよう!と、今回の料理のテーマのお話がありました。
⑴旬の食材を買う、地産地消の実行、必要な分だけ買う、エコバッグ持参
⑵環境にやさしいエネルギーと調理器を選ぶ、食材を無駄なく使う、加熱時の省エネと時短を工夫する
⑶食べ残しを減らす
⑷洗い方の工夫で水の節約、排水をなるべく汚さない洗い方、環境に配慮したごみ処理
という点に気をつけて、フライパン石焼風ピビンバ、など4品を作りました。

グループのみなさんの足手まといにならないように一生懸命作ったので、写真はこの一枚だけです(笑)
まず驚いたのが、ごみの少なさ。野菜は皮も茎も全て使ったので、生ごみは出ず。
そして食べ終わった皿を洗う時も、要らなくなった布を切ったもので一旦拭いてから洗うと汚れが8割落ちているそう。
もちろん味も美味しく、時短、省エネで勉強になりました。
大学時代は環境科学部で食育やスローフードを学んだわたしですが、改めて食の現場で勉強させていただいて、実践していきたいな、と思いました。
いつも美味しい料理教室ありがとうございます!また半年後の教室を楽しみにしています!